ウラン廃棄物の浅地中処分の安全評価において必要となる通気層環境(ローム-雨水系)および帯水層環境(砂-地下水系)でのウランおよびウラン娘核種であるPb, Ra, Ac, Th, Pa, Uの分配係数のpH依存性を求め, これらの元素の収着形態について検討を行った. Pb, Ra, Ac, Th, Pa, Uの分配係数のpH依存性に対して, 各元素の存在形態と土の陽イオン交換容量および表面電位特性を基にして, 陽イオン交換反応および表面錯体形成反応を組み合わせた収着反応のモデル計算を行った結果, 各元素に対する収着挙動とその分配係数をおおむね表すことが可能であることを示した.