抄録
壊疽性膿⽪症に対しアダリムマブを導⼊し,さらに感染制御および全⾝状態の是正を併⽤することで良好な経過を得ることができた2例を報告する.症例1は関節リウマチおよびステロイド糖尿病を,症例2は潰瘍性⼤腸炎を基礎疾患として有していた.両症例ともウンドクロス®やプロントザンによる創部管理を行い,加えて低アルブミン血症,電解質異常,血糖コントロール不良に対して介入を行った.その結果,潰瘍は縮小し上皮化が得られた.治療成功にはアダリムマブの投与に加えて,感染および全身管理の併用が有用であることが示唆された.