2024 年 3 巻 2 号 p. 67-75
【⽬的】本研究の⽬的は,変形性股関節症における腰痛と脊椎可動性に関連性があるか明らかにすることである。【⽅法】術前進⾏期〜末期変形性股関節症患者70 例を対象とし,腰痛あり群,腰痛なし群の2 群に分け,両群に対しSpinal Mouse® にて脊椎可動性評価,単純X 線画像による全脊椎側⾯像から脊椎アライメント評価,股関節可動域測定を実施した。【結果】腰痛あり群39 例,腰痛なし群31 例に群分けされ,多変量解析の結果,変形性股関節症における腰痛発症に最も影響を与える因⼦として,胸椎可動性減少が⽰された(p<0.05)。【結論】変形性股関節症患者に発症する腰痛に対し,胸椎可動性減少が影響因⼦となる可能性が⽰唆された。