2014 年 83 巻 7 号 p. 560-564
結晶化ガラスはガラスマトリックスに結晶が析出した優れた機能性材料であり,析出結晶を選択することでさまざまな応用展開が可能である.本研究では,過剰なガラス成分を可視光波長よりも小さなナノ粒子として単結晶ドメインに凍結することで,緻密な結晶組織と高い光透明性を有する完全表面結晶化ガラスの創製に成功した.前駆体ガラスを熱処理するのみで,光学単結晶に匹敵する光機能を有する多結晶セラミック材料を得ることができ,特に透明化は,従来の結晶化ガラス法とは正反対のアプローチである.