国際資料研究所
2000 年 43 巻 4 号 p. 294-300
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日本では平成6年,七つの提言から成る電子政府構想が策定された。第6提言の電子保存は関連の議論に埋没していった。その後,国際的な議論では電子記録媒体が長期保存には適さないとされるに至っている。一方,電子媒体はなおペーパーレスオフィスを実現し利便性やスペース節約に結びつくものと期待されている。著者は世界のアーキビストが近年表明している現代技術による電子記録の長期保存への懸念を紹介し,個人的にはこの懸念を「記録の暗黒時代」と表現している。
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