労働安全衛生研究
Online ISSN : 1883-678X
Print ISSN : 1882-6822
ISSN-L : 1882-6822
資料
見えない化学物質のリスク
―そのアセスメントと管理に向けて―
小野 真理子
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 9 巻 1 号 p. 31-35

詳細
抄録

平成28年6月から,一部の化学物質についてリスクアセスメントが義務化される.これまでは,規制のある物質について作業環境評価(測定)を行って作業場の管理を進めていたが,規制対象外の化学物質のリスクアセスメントについては,企業の自主性に委ねられた部分が大きかった.今回の法改正の後は,化学物質を扱う主体となる人達が,有害性・危険性,それに対応する管理方法に関する情報を共有し,責任を持って化学物質に向き合うことが求められる.リスクアセスメントは必ずしも,現場の濃度測定を実施しなくても可能な部分もあるが,当研究所の環境計測管理研究グループではばく露測定の技術開発・応用を中心に研究を行っていることから,最近の実例としてナノマテリアルのリスクアセスメントを紹介し,リスクアセスメントについて考える.

著者関連情報
© 2016 独立行政法人労働安全衛生総合研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top