2020 年 40 巻 1 号 p. 105-109
目的:大学男子サッカー選手のJones骨折発生に影響を及ぼす環境要素を明らかにする.
対象と方法:過去14年間に一大学男子サッカーチームに所属した選手のべ444名を対象とした.Jones骨折発生率について,Jones骨折発生時のグラウンドサーフェス,スパイクシューズ,学年との関係を調査した.
結果:使用年数が経過した人工芝グラウンドのJones骨折発生率が有意に高く,低学年時でのJones骨折発生率が有意に高かった.
結論:大学男子サッカー選手のJones骨折発生に影響を及ぼす環境要素として,グラウンドサーフェス,学年との関連を認めた.