2020 年 40 巻 2 号 p. 131-134
高齢者においても,運動・スポーツ活動は,骨の健康維持・増進に重要な役割を果たしている.骨粗鬆症に関連する骨折(脆弱性骨折)を抑制するための対策として,骨密度を維持・増加させ,転倒を予防することがあげられる.ハイインパクトスポーツに従事する高齢アスリートでは超音波パラメーターや骨密度が高く,閉経後あるいは高齢女性において荷重運動・筋力訓練・複合運動は骨密度を維持・増加させる(特に,ジャンプ運動+筋力訓練の効果が高い).また,高齢者においてバランス訓練+筋力訓練は転倒予防に有用である.運動・スポーツ活動を生涯にわたって継続できる環境づくりが必要である.