2020 年 40 巻 3 号 p. 259-264
2重束前十字靱帯再建術およびKnotless Suture Anchorを用いた外側半月板縫合後3年2ヵ月で,半月板縫合部位以外での新たな半月板損傷が生じ外側半月板部分切除術を要した症例を報告した.Knotless Suture Anchorの刺入部位(無血行野)や刺入針の直径が大きいこと,Knotless Suture Anchor使用本数が多いことなどが半月板縫合術後の新たな半月板損傷の原因と過去に報告されている.本症例ではKnotless Suture Anchor使用本数は少なかったが新たな損傷をきたした.その原因に膝窩筋腱裂孔周囲での縫合であったため,刺入方向が理想的ではなく刺入部位損傷が広がった可能性が示唆された.