日本整形外科スポーツ医学会雑誌
Online ISSN : 2435-5828
Print ISSN : 1340-8577
 
腰椎分離症の罹患高位と潜在性二分脊椎の関連性,その合併率と骨癒合に及ぼす影響
蒲田 久典辰村 正紀須藤 彰仁奥脇 駿平野 篤山崎 正志
著者情報
ジャーナル 認証あり

2020 年 40 巻 3 号 p. 359-363

詳細
抄録

腰椎分離症の罹患高位別の潜在性二分脊椎(Spina bifida occulta; SBO)合併率と骨癒合率を検討した.腰椎分離症と診断した高校生以下の患者156例250分離を対象とした.SBOの合併率は87/156例(55.8%)であった.12歳以下,L5分離でSBO合併率が高かった(いずれもp<0.01).偽関節病変を除き保存療法を行なった新鮮腰椎分離症患者109例144分離における骨癒合率は,SBO合併群70.9%,SBOなし群90.8%だった.SBO合併群はSBOなし群と比較し骨癒合率が低かった(p<0.01).高位別にはL5分離のみSBO合併群の骨癒合率が低かった(p=0.03).L3, L4分離においてSBOの有無は治癒阻害因子ではなかった.L5分離ではSBO合併が治癒阻害因子であった.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top