日本整形外科スポーツ医学会雑誌
Online ISSN : 2435-5828
Print ISSN : 1340-8577
成長期のスポーツ選手にみられた上前腸骨棘部痛の検討
窪田 大輔舟崎 裕記林 大輝敦賀 礼村山 雄輔丸毛 啓史
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キーワード: 上前腸骨棘, overuse, MRI
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2021 年 41 巻 2 号 p. 109-113

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抄録

成長期のスポーツ選手に生じた上前腸骨棘(以下ASIS)部痛の臨床所見,画像所見,離脱期間を検討した.対象は男子の10例で,初診時年齢は平均14歳,競技種目はサッカーが7例,野球が2例,陸上が1例であり,サッカー選手の6例では軸足側に発症した.急性発症はなく,比較的慢性の発症機転であった.単純X線像では,4例に1~2 mmの骨端線の開大を認めたが,MRIの脂肪抑制像では全例にASISの骨端部,骨髄,付着部周囲筋に高輝度変化を認めた.平均離脱期間は約7週間であったが,臨床,画像所見との関連はなかった.骨端線閉鎖以前のASIS部痛では,このようなoveruse syndromeに伴う病態を念頭におく必要がある.

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© 2021 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
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