日本整形外科スポーツ医学会雑誌
Online ISSN : 2435-5828
Print ISSN : 1340-8577
反復性腓骨筋腱脱臼に対するSuture Tapeを用いた上腓骨筋支帯修復術の短期術後成績
松井 智裕熊井 司篠原 靖司杉本 武東山 一郎田中 康仁
著者情報
ジャーナル 認証あり

2021 年 41 巻 2 号 p. 114-118

詳細
抄録

反復性腓骨筋腱脱臼に対するSuture Tapeを用いた上腓骨筋支帯修復術の術後短期成績を報告する.Oden分類Type1の反復性腓骨筋腱脱臼に対して本法を施行した19例を対象とした.手術は上腓骨筋支帯を切開することなくSuture TapeとAnchorを用いて仮性嚢を閉鎖した.競技復帰率と復帰後の競技レベル,再脱臼率,ランニング開始時期,競技復帰時期,手術前後の日本足の外科学会足関節・後足部判定基準(JSSF ankle/hindfoot scale)を調査した.競技復帰率は94.4%で,症状なく完全に復帰できた症例が78.9%であった.再脱臼率は5.3%,ランニング開始は平均7.3週,競技復帰時期は平均14.8週,JSSF scaleは術前平均79.1点から術後平均98.3点に有意に改善した(p=2.95×10-8).本法は低侵襲かつ手技が簡便であり,良好な術後成績が得られた.

著者関連情報
© 2021 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top