2021 年 41 巻 3 号 p. 190-193
スポーツ選手の上肢末梢神経障害に対する保存療法の一つとして,われわれは超音波診断装置(以下エコー)を用いたインターベンションを行なっている.今回はその手技の一部を供覧する.対象は外来診察における理学所見にて,胸郭出口症候群,肩甲上神経障害,四方間隙症候群(腋窩神経障害),肘部管症候群の疑われた症例で,上記の症例に対して補助診断および治療目的で施行している.上記に対して,エコーガイド下にて局所麻酔薬(1%リドカイン)と生理食塩水を混合したもの,もしくは局所麻酔薬とステロイドを混合したものを平行法もしくは交差法にて注入を行なっている.インターベンション直後に理学所見の改善の程度を確認し,理学療法と併用することでの従事するスポーツの復帰を目指している.