日本整形外科スポーツ医学会雑誌
Online ISSN : 2435-5828
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野球選手の上腕骨内側上顆裂離に対する保存治療成績
佐藤 力高原 政利宇野 智洋三田地 亮原田 幹生
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2022 年 42 巻 1 号 p. 7-11

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抄録

上腕骨内側上顆裂離(裂離)のある野球選手44例(平均年齢11歳)の保存治療成績を調査した.全身コンディショニングを行い,投球休止は平均55日であった.経過観察期間は平均8ヵ月(最低3ヵ月)であった.肘痛の再発は14例であった.骨癒合は40例に得られ,そのうち29例では骨癒合後に裂離の再発はなく,11例で骨癒合後に裂離の再発がみられた.裂離が再発した11例のうち,9例では再癒合したが,2例では再癒合はなかった.4例は経過中に骨癒合は得られなかった.最終観察時に未癒合だった群では初診時年齢が有意に低かった.骨癒合前に投球を開始した群では再発や未癒合が有意に多かった.低年齢選手や骨癒合前の投球には注意を要する.

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© 2022 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
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