作業療法
Online ISSN : 2434-4419
Print ISSN : 0289-4920
実践報告
自身を定義づける作業と結びつくことにより再び自分らしさを獲得した事例
─PEOモデルを用いた介入─
横井 賀津志藤井 有里酒井 ひとみ
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2020 年 39 巻 1 号 p. 109-117

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抄録

レビー小体型認知症の発症により,作業ができなくなり自分らしさを獲得できなくなったクライエントに対し,Person-Environment-Occupation Model of occupational performance(PEOモデル)を用い介入した.クライエントと作業療法士は作業ニーズを特定し,作業歴を紐解き作業分析を行い,人-環境-作業の適合を見極めるため,それぞれを個別に評価した上で作業遂行場面を観察したところ,作業形態と意味が満たされた.クライエントを主語に作業を基盤とした介入を実施した結果,人-環境-作業が最大限に適合し,クライエントは日記に「自分が生まれた感じがした」と表現する作業的存在を確認できた.さらに作業の力は,傾眠回数の減少にも寄与した.

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© 2020 一般社団法人日本作業療法士協会
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