脳卒中地域連携パスに付随したCI療法連携表を作成し運用を開始した.急性期から回復期までCI療法を継続し関わった事例について報告する.事例は70歳代女性,左被殻出血を発症し入院翌日リハビリテーション開始となった.開始時FMA 4点,FIM(運動/認知)13点/16点,21病日CI療法を導入し,詳細な内容をCI療法連携表に記載して転院となった.回復期ではCI療法連携表の内容を参考に介入し,71病日よりCI療法を実施した.結果,FMA 62点,MAL(AOU/QOM)4.7点/4.7点,FIM(運動/認知)83点/35点まで改善した.CI療法連携表による情報共有から共通概念のもと介入することは,機能回復やADLが獲得できる可能性をもった取り組みと考える.