作業療法
Online ISSN : 2434-4419
Print ISSN : 0289-4920
実践報告
近位部に優位な麻痺を呈した急性期脳卒中症例の上肢機能に対し課題特異型訓練と課題指向型訓練を組み合わせた介入の効果
大野 翔伺山中 武彦黒木 秀一岩佐 厚志川村 康博
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2020 年 39 巻 3 号 p. 327-332

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抄録
上肢近位部に優位な麻痺を呈する脳卒中片麻痺事例に対し,肩周囲から肘にかけての近位機能に対しては課題特異型訓練,随意運動機能が比較的良好な手関節および手指の遠位機能に関しては課題指向型訓練を行う,という部位別の機能水準に沿った作業療法介入を試みた.先行した作業療法介入期間と比較したところ,Fugl-Meyer AssessmentおよびAction Research Arm Testにおいて改善程度がより大きいことが確認され,Fugl-Meyer Assessmentの改善程度は臨床的に意義のある最小変化量を超えていた.部位により麻痺の程度が異なる事例には,その水準に応じた介入が効果的である可能性が示唆された.
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© 2020 一般社団法人日本作業療法士協会
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