作業療法
Online ISSN : 2434-4419
Print ISSN : 0289-4920
原著論文
回復期リハビリテーション病棟に従事する作業療法士が脳卒中者のトイレ動作を自立と判断する要因
佐藤 慶一笹田 哲
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2024 年 43 巻 1 号 p. 70-77

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抄録

本研究は回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期病棟)の作業療法士(以下,OTR)が,どのような要因で脳卒中者のトイレ動作の自立度を判断しているかを明らかにすることを目的とした.回復期病棟での勤務経験が5年以上のOTR 7名に個別インタビューを実施し,Reflexive Thematic Analysisにて分析した.結果,97のコードから,8つのテーマ,13のサブテーマが生成された.OTRは8つのテーマによる要因から,脳卒中者のトイレ動作の自立度を判断していると考えられた.今後は,研究参加者や施設数を増やし,さらにテーマを発展させていく必要がある.

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© 2024 一般社団法人日本作業療法士協会
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