都市計画論文集
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ジャワの宮廷都市における貴族の屋敷の土地利用変化に関する比較考察
スラカル夕とジョグジャカルタを事例に
イカプトラ鳴海 邦碩
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ジャーナル オープンアクセス

1995 年 30 巻 p. 157-162

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抄録

今日、インドネシア都市における土地利用の高度化の動きは活発であり、そのことは歴史的な宮廷都市においても同様である。そのなかでダルムと呼ばれる貴族の屋敷の土地利用転換の活発な動きがあり、歴史的都市の空間変化が予想される。本研究はジャワのふたつの宮廷都市、スラカルタとジョグジャカルタにおけるおよそ100事例の貴族の屋敷について、土地管理権利者と土地利用変化の関係について調査・分析したものである。分析の結果、スラカルタの場合は世界の多くの歴史都市が経験しているように近代化の過程にあるが、一方ジョグジャカルタの場合は重要な伝統的価値をもつダルムの土地を現代的ニーズの文脈に適用させようとする努力が見られることが明らかになった。

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© 1995 公益社団法人 日本都市計画学会
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