三重大学
2002 年 37 巻 p. 499-504
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本研究では、近世城下町を基盤とする軍都5都市を対象として、城郭周辺部に官公庁施設の立地が不可能な場合、官庁街をどのように形成して明治期の都心改編を行ったのか、その全体像を明らかにすることを目的とする。 その結果、明らかとなったのは、1)官公庁施設は旧来の商業地区に近接する形で設置されたこと、2)官庁街の形成は各都市独自の都市デザイン思想の下に行われていたこと、3)官庁街の形成は、明治・大正期における城下町都市の新たな都市骨格を組み立てる重要な役割を果たしたこと、である。
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