都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
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防犯環境設計における路上犯罪の抑止要因に関する研究
文献レビュー研究を通して
木梨 真知子金 利昭
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ジャーナル オープンアクセス

2002 年 37 巻 p. 667-672

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抄録

我国においては,様々な種類の犯罪が確実に増加傾向にある。そこで,犯罪を誘発する環境を対象とし,その分析を通して犯罪の予防に貢献しようとする「防犯環境設計(CPTED)」の研究が重要とされている。研究の目的は以下のことである。第一に,防犯環境設計についての既存研究を分類し,今後の課題を明らかにする。第二に,既存研究から犯罪誘発・抑止要因を抽出し,それらを今後の研究に資するかたちで体系的に整理する。これにより,防犯環境設計の方向性を提示する。

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© 2002 公益社団法人 日本都市計画学会
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