都市計画論文集
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CVMを用いた伝統的建造物群保存地区の文化的景観の経済評価
高山市における事例研究
岩本 博幸垣内 恵美子氏家 清和
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2006 年 41.2 巻 p. 18-24

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抄録
本研究の目的は,高山市の重要伝統的建造物保存地区における文化的景観の公益的価値を定量的に評価することにある。高山市は,1979年より古い町並みを「重要伝統的建造物群保存地区」として保存しているが,この地区から非市場的便益としてもたらされる公益的価値は,地域住民のみならず,高山市以外の岐阜県内外の住民および観光客などにも裨益していると考える。本研究では,二段階二肢選択方式のCVM(Contingent Valuation Method:仮想評価法)を高山市,岐阜県,東京都の住民および観光客に実施した結果,観光客には約318億円,全国の住民には約698億円の非市場的便益がもたらされていることが,推計結果から示された。
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© 2006 公益社団法人 日本都市計画学会
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