都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
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ISSN-L : 0916-0647
ミラーガラスに映り込む空の量に関する解析的研究
切田 元大澤 義明
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ジャーナル オープンアクセス

2006 年 41.3 巻 p. 235-240

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抄録

本研究では,大都市圏でのビルの新築や大規模都市開発などで,近年多く採用されている熱線反射ガラスへの空の映り込みを,数理的モデルによって分析している.始めに二次元で表現される断面モデルを用いて分析を行う.これにより反射した空の視野角(長さ)と視点場の位置,壁面の高さ,街路幅の関係を明らかにしている.次に3次元において反射した空の量を立体角(面積)として定義し,数理的モデルを用いて分析している.また最も単純な街路空間を設定し,3次元の場合での反射した空の立体角と視点場の位置,壁面の高さ,街路幅の関係を明らかにしている.結論として,断面モデルから視点場の位置,壁面の高さ,街路幅などについて反射した空の量と本当の空の量とは,逆の関係にあることを明らかにした.

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© 2006 公益社団法人 日本都市計画学会
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