都市計画論文集
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今後の生物多様性保全策の検討材料としての特定生物種保全の実態分析
人間の「好き嫌い」と地域特性に着目して
谷口 守松中 亮治山本 悠二
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2008 年 43.1 巻 p. 60-65

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抄録
本研究は、生物保全の取組の実態を明らかにすることを目的としている。具体的には、農林水産省が実施した生物種保全に対する実態調査結果に記載されている取組1,575件を対象とし、これまで研究のなかった保全対象生物とその地域特性との関連を分析する。地域特性は人口密度、林野率によって市区町村を5つに分類し分析を行う。また独自に実施した人間の生物に対する「好き嫌い」アンケートを使用し、人間の「好き嫌い」が保全取組に与える影響を分析する。生物保全の取組においては、人間の「好き嫌い」、地域特性が大きく影響していることが明らかとなった。
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© 2008 公益社団法人 日本都市計画学会
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