都市計画論文集
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都市・地域と大学の連携による都心再生のための空間計画づくりの取り組み
シェフィールド市とシェフィールド大学を事例として
小篠 隆生
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2008 年 43.3 巻 p. 391-396

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抄録
本論文の目的は、地域と大学がどのように連携しながら都心再生のための計画づくりを行っているのかを実際の事例をもとにして把握し、その際にどのような計画理念を持ちながら空間計画の枠組みを構築しているのかについてその特徴を分析することである。都心における再生計画を立案し、その展開を図っている都市の中で特に大学の役割を重視すると共に、大学も都市との連携によって環境整備を進めようとしているイギリスのシェフィールド市を事例として分析を行った。主要な特徴としては、1)大学は、施設・環境整備に対して地域に対する役割を明確にすることで外部の組織よりの資金を得て整備を行うプロジェクトをつくっている、2)大学側の計画にも公共施設・空間の整備プロジェクトが位置づけられ行政との協働による環境整備の実現を図るプログラムがつくられている、3)都心地区のマスタープランでは、経済の発展戦略計画との連動・連携が図られている、4)大学側のプロジェクトを統合化し、大学地区の都心の中での位置づけを明確にするように都市側の計画づくりがなされている、という4点が分析された。
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© 2008 公益社団法人 日本都市計画学会
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