都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
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成熟段階を迎えたリゾートにおける課題と将来像を巡る論議
長野県軽井沢町を事例として
峯苫 俊之十代田 朗津々見 崇
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ジャーナル オープンアクセス

2008 年 43.3 巻 p. 607-612

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抄録

本研究は、軽井沢町の観光地・リゾートの成熟段階を対象としている。まず、研究の手法としては、「信濃毎日新聞」の記事を資料として、様々な論点別に論議を整理する。それを基に完成・安定段階の特徴を把握する。そして完成・安定段階後の将来像形成に関する知見を得ることを目的とする。分析結果として、1)完成・安定段階は、「観光スタイル」「別荘地・別荘所有者」「商店街」など論点・論調によって細かく時期区分することができる。2)別荘地・別荘所有者が論議を引き起こす要因となる。しかし一方で、戦前の別荘地を原点とした将来像を描くに至っている。

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© 2008 公益社団法人 日本都市計画学会
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