都市計画論文集
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幹線道路沿道における商業立地に関する研究
国道16号線に着目して
立見 智哉村木 美貴
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ジャーナル オープンアクセス

2008 年 43.3 巻 p. 919-924

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抄録

中心商業地の衰退要因の一つに、郊外型大規模商業施設が指摘されてきたが、2006年度の都市計画法の改正により、床面積10000m2超の大規模商業施設が原則規制されることとなった。しかし、面積要件を限った現行法では、超大型店の規制が可能となるものの、この面積以下の店舗開設の可能性は依然として残されている。10000m2以下の商業施設という観点で考えると、幹線道路沿いに立地する、ロードサイドショップに代表される商業施設の存在がある。本研究は、幹線道路沿道における商業立地の実態を、周辺地域の特性及び中心商業地との関係性から明らかにすることを目的とする。研究の構成は以下の通りである。まず、幹線道路沿道に立地する商業の実態を全国データより明らかにする。次に国道16号線沿道に着目し、業種構成の特徴を明らかにする。最後に千葉県木更津市を対象に、立地傾向、地域特性や中心商業地との関係性の詳細な分析を行う。

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© 2008 公益社団法人 日本都市計画学会
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