都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
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人の流れによる時間帯別人口と店舗数との相関関係についての研究
パーソントリップ調査の時空間内挿データと国勢調査データとの比較分析
島崎 康信関本 義秀柴崎 亮介秋山 祐樹
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2009 年 44.3 巻 p. 781-786

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抄録
近年、個人の位置情報や行動履歴を元に趣味・趣向等を分析して、レコメンデーションを行うといった「人の流れ」の研究・活用が注目を浴びてきた。現状における主要な統計情報は国勢調査等の静的なデータであるが、人の流れから算出されるデータでは、時間帯別集計・滞在時間別集計・通過交通量集計等の動的な集計が可能であり、今までにはない新たな分析が可能である。しかしながら、それらの集計の有効性については研究事例が少ない。本稿では、人の流れのデータとしてパーソントリップ調査データを使用し、時間帯別人口が店舗数や店舗数の変化において、有効であるか分析を行った。時間帯別人口データと店舗数との相関を見ると、国勢調査データよりも店舗立地をより良く説明できることが判明した。
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© 2009 公益社団法人 日本都市計画学会
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