都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
Print ISSN : 0916-0647
ISSN-L : 0916-0647
社会経済的観点から見た施設立地と近隣居住地人口構成との空間的関係
東京都区部における商業施設の店舗類型と所得分布の関係
上杉 昌也浅見 泰司
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 49 巻 3 号 p. 351-356

詳細
抄録
本稿の目的は、東京都区部における商業施設立地と近隣人口構成との空間的関係を検証し、経済的視点から日本のコミュニティにおける施設整備や社会的混合のあり方について議論するものである。スーパーマーケット店舗の経済的ランクと居住人口の所得分布の関係に着目した。初めに、店舗分布の特性について、その店舗類型や商圏人口特性別の特徴を明らかにした。続いて、高所得世帯数の変化と高級店の変化の関連性について検証した。これらの結果から、店舗の経済的ランクは特に小商圏でその所得構成や変化の動向を強く反映していることが分かり、経済的視点を考慮する重要性が示唆された。また、高所得地区での低所得層が抱える問題についても指摘した。
著者関連情報
© 2014 公益社団法人 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top