都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
Print ISSN : 0916-0647
ISSN-L : 0916-0647
プローブパーソンデータを用いた中心市街地における歩行者中心の都市空間創出の影響分析
来訪者の交通行動と居住地特性に着目して
安藤 亮介氏原 岳人
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 53 巻 2 号 p. 161-171

詳細
抄録
本研究は,中心市街地における歩行者のための道路空間再配分の影響について,来訪者の来訪交通手段や中心市街地での滞在時間,居住地特性に着目して分析したものである.2015(平成27)年に岡山市の中心市街地において実施された回遊性向上社会実験にあわせてプローブパーソン調査を実施し,通常の休日時と社会実験時の中心市街地来訪者の来訪交通手段,滞在時間,居住地特性の関連とその変化を分析した.その結果,歩行者のための道路空間再配分は,中心市街地での歩行回遊や滞在時間を増加させ,公共交通利用者を増加させることが明らかになった.また,自動車から公共交通へ転換した人は駅やバス停から近い距離に住んでおり,道路空間再配分にあわせて都市を集約化することは,中心市街地活性化との相乗効果を生む可能性があることが明らかになった.
著者関連情報
© 2018 公益社団法人 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top