都市計画論文集
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文化財としてのスクォッターの保全・活用とそのプロセスに関する一考察
台北市・宝蔵巌集落における「宝蔵巌国際芸術村」の取り組みを事例に
蕭 閎偉
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2018 年 53 巻 2 号 p. 152-160

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抄録
本稿は、スクォッターの文化財としての価値に着目して、台北市のスクォッターである「宝蔵巖集落」を事例に取り上げ、その文化財としての保全・活用の実態を詳細に調査・分析した結果、下記の点が解明された。(1)保全:1997年文化資産保存法に基づく「宝蔵巖」の文化財指定に伴い、住民自身の団結による「宝蔵巖文化村協会」の活動に加え外部専門家の支援、更に台北市政府文化局の前向きな役割が非常に重要である。(2)活用:宝蔵巖集落が「宝蔵巖国際芸術村」に生まれ変わり、文化財としての価値のみならず、修復・整備工事により空間的に多くの特徴や機能が付加された。(3)保全、活用に至った要因と経緯:住民運動の強い働きかけを受けた台北市政府文化局が積極的に動き、その過程での住民の団結と住民団体としての自発的な参加が示唆される。台北市政府文化局の主導的な役割に加え、住民団体の宝蔵巖文化村協会が果たした多面的な役割が最も重要な要因である。
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© 2018 公益社団法人 日本都市計画学会
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