抄録
本研究では、米国サンディエゴ市のコミュニティプランに着目し、コミュニティプランなどコンプリヘンシブプランの計画実施のための計画とコンプリヘンシブプランの関係を整理した「計画の体系」、計画に示された内容が事業化、予算配当されるまでのプロセスとその根拠を整理した「計画内容の予算化の仕組み」、計画の検討や策定、実施に関わる住民、NPO等の活動団体、その他関係機関や利害関係者などの「各主体の関わり」の3点から計画実施の実態を明らかにすることを目的としている。「計画の体系」や「計画内容の予算化の仕組み」の充実は、各主体が集まり構成されたコミュニティプランニンググループの活動を活性化させ、また継続的な「主体としての関わり」を可能としていた。また、そのような「主体としての関わり」の存在は、「計画の体系」や「計画内容の予算化の仕組み」を実体化する役割を果たしていたことが明らかとなった。