都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
Print ISSN : 0916-0647
ISSN-L : 0916-0647
まちなか広場における交流行動者間構造に関する研究
松山市「みんなのひろば」をケーススタディとして
東川 祐樹松村 暢彦片岡 由香
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 53 巻 3 号 p. 349-356

詳細
抄録
本研究では、まちなか広場で行われる交流行為に着目し、社会ネットワーク分析により交流行為者間構造の定量的評価を行った。松山市の「みんなの広場」をケーススタディとした。その結果、幼年層・少年層利用者は出次数中心性、入次数中心性、フロー中心性において高い値を有する利用者の割合が大きく、広場の交流機能を高めるために欠かせない利用者であることが明らかになった。また、遊具設置エリアは入次数中心性が高い利用者による行為割合が大きく、交流行為の発生に寄与している空間となっていることを示した。
著者関連情報
© 2018 公益社団法人 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top