抄録
東日本大震災から7年が経過し、復興まちづくりも新しい局面に移行しつつある。本稿は、野田村の6年にわたる都市公園事業を取り上げ、小学校、中学校、高校と協力して取り組んだプロセスと、それを実現可能とした村の体制、その成果を明らかにしている。野田村の事例から、計画策定だけでなく継続的に関与する機会を設けることは、子ども達が地域への愛着と誇りを持つ心を育むとともに、未来の担い手としての意識を持つことにもつながることがわかった。またいくつもの主体が関わる複線的プロセスを総合的に運営することで、運営管理体制が構築されたように、復興事業後の課題と対峙し、それに向けた対策を講じることも可能であることがわかった。