都市計画論文集
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土地利用と地域関係者 の 意識に着目したバンコク王宮周辺の観光地化の実態に関する研究
Rattanakosin島におけるBanglumphu地区およびTha Tian地区を対象として
中川 真紀子嘉名 光市蕭 閎偉Supagtra Suthasupa
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 56 巻 1 号 p. 105-112

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抄録

グローバルツーリズムの時代において、観光地化は、経済の発展や雇用機会を創出する一方、外部資本の流入や雑多な事業の介入を招きかねない。そこで、既存の生業や地域空間を保全活用することは持続可能な観光開発にとって重要であると考える。タイ・バンコクは近年の観光地化が著しく、特に、Rattanakosin島は、政府による歴史的建造物の保全や観光開発が行われ、バンコクの主要な観光地として位置づけられている。本研究は、Rattanakosin島の歴史ある2つのコミュニティに着目し、地価や土地利用などの空間的側面と、住民や政府、コミュニティ組織、事業者といった地域関係者の意識と関係性から観光地化の実態を解明した。

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