(株)地域計画建築研究所
龍谷大学
2023 年 58 巻 3 号 p. 937-944
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本研究では、悲劇の遺産の保存プロセスを明らかにし、様々な主体による悲劇の記憶の継承活動の展開を整理した。悲劇の遺産の保存にあたっては、その過程で一元化できない両義的で多様な空間への評価や解釈が関係主体によって導かれ前景化される。また、悲劇の記憶の継承においては“よすが”としての空間が希求される。保存された空間は観光や訪問学習という手法を通じて、地域を超えた悲劇の記憶の継承を可能とし、将来に渡って議論を喚起する可能性を残す。
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