都市計画論文集
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日常的に「訪れたい場所」の機能及び空間の特徴把握
能動的な外出の促進(RX: Real Space Transformation)に向けて
石橋 澄子松場 拓海谷口 守
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2025 年 60 巻 1 号 p. 56-65

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抄録

人々の生活と都市空間は密接に相互依存している。従って外出や活気ある都市での活動を臨時には、都市空間が「訪問したい場所」であることが重要である。 n=1,191)を用いて、ような「訪れたい場所」はどのような特徴を持っているのか、そのような場所が身近にあり、そして理想的なこれらと外出に対する感情の関係性を調査した。結果、(1)魅力的な場所の存在と外出への肯定的な感情には強い関係あること、(2) 進んでいない、歴史的な建造物がある、歩行者に優しい空間が人気であること、(3)「訪れたい場所」は多機能から単機能まで7種類にも分類できること、(4)公共的な交通機関や徒歩・自転車の交通環境が良いほど魅力的な場所へのアクセスが良いことが示されました。の人々を惹きつける多様な都市空間を提供することの重要性を示唆している。

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© 2025 公益社団法人 日本都市計画学会
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