抄録
戦前は、降雪地域では自動車交通が可能なような道路除雪はほとんど行われなかった。社会的要求が、まだ未熟だったからである。戦後、車社会の到来と共に、要求が高まる。それを象徴的に示したのが36, 38豪雪で、これをインパクトに国・県・自治体等の道路除雪体制は急速に整えられ、量的にも質的にも高まる。当初、外国産の除雪車の輸入や模倣だったが36, 38豪雪を契機に、日本のきびしい条件に適合する除雪機械が独自に開発されるようになり、現在は、高速・短時間で広範・大量の道路除雪が可能になり、除雪の質も高くなってきている。