日本土木史研究発表会論文集
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東海のコンクリートの歴史
山本 廣次
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1986 年 6 巻 p. 68-75

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抄録
コンクリートとは、動詞で締まる、固まる、名詞ではその具体物を表わし、古くは消石灰又は、火山灰で固めたもの、現在はもっぱらセメントコンクリートを表わす様になった。数千年前から、中国とエジプト・ローマ・ギリシヤ・中近東諸国の石造建造物の目地には、石灰又は、ポゾランモルタルが使われ、多数の塑像も残っている。日本では、飛鳥時代の装飾古墳の下地に漆喰が使われ、673(天武2年)の法隆寺の五重塔には、プラスター塑像と基盤の二和土が有名である。石灰コンクリートの時代は、明治の中期まで数千年間続いた。
明治以前日本土本史によると、日本の石灰コンクリートの実例は非常に少ない。
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