日本土木史研究発表会論文集
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交通路の発達による時間距離の変遷について
リレーショナル・データベースを用いて
中岡 良司森 弘佐藤 馨一五十嵐 日出夫
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1986 年 6 巻 p. 76-84

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抄録
本研究は、リレーショナル・データベースを用いた土木史研究の一環として、北海道を対象に交通路の発達による時間距離の変遷を考究したものである。
北海道に関する明治以前の交通史は十分に解明されているわけではない。明治以前においてわずかの刈り分け道路しか持たなかった北海道の交通は、明治維新以後、道路の開削と鉄道の敷設によって大きな変革を迎えた。当然、時間距離は短縮され地域の発展は急激に促進された。この間の交通の発展過程は。史料的にも未整備であり、一連の流れとして捉えるには方法論的にも工夫を要する必要がある。本研究では、人手したデータのすべてを活用しこの課題に取り組むために、コンピュータを利解した土木史研究を試みた。
我々は、入手した史料から日本語文章そのまま抽出し、リレーショナル・データベースに入力することによって、従来、手作業によっていた処理の大半を迅速に行うことができた。蓄積したデータを船舶、道路、鉄道など交通路別に分類することや、それを年代別に整理し、任意の視点からデータ全体を活用することが可能である。その結果、史料的にはまだ不十分ではあるが、北海道の交通の発達の過程とともに時間距離の短縮の過程を短期間の内に整理することが可能となった。
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© 社団法人 土木学会
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