日本土木史研究発表会論文集
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明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状 (第3報)
ドイツ系トラス桁
小西 純一西野 保行淵上 龍雄
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キーワード: 明治期, 鉄道橋
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1987 年 7 巻 p. 199-206

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抄録
わが国におけるドイツ系鉄道トラス桁は二つのグループに分けられる, ウニオン社製の平行弦プラットトラスとハーコート社製のボーストリングトラスであって, 大部分が九州鉄道と豊州鉄道によって輸入・架設されたものである, 全部で70連余が架設され, 平均約25年で第一線を退き, 大多数の桁は下級線区や道路橋などに転用された.これらのうち現存が確認されているのは12連となっている, 本報告ではこれらの桁の技術的特徴について述べ, 使用・転用・現存の状況を紹介する.
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© 社団法人 土木学会
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