日本土木史研究発表会論文集
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現代における水防の組織と態勢
風間 輝雄
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キーワード: 水防, 水害予防組合, 現代
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1988 年 8 巻 p. 184-192

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抄録
洪水時の水防活動は、治水施設の機能を補完し、洪水氾濫の防止に重要な役割を果たす。今日、各地で水防態勢の強化が図られているが、過去の水防の組織や態勢をふりかえってみることが重要である。本研究は、江戸時代から明治前期まで、明治中期から戦前まで及び戦後から現在までの3期に分け、水防組織・態勢の変遷を分析するものである。
江戸時代以来の水防の歴史をふりかえると今後の水防の課題として次のような結論が得られた。
(1) 水防の組織・態勢は、治水施設や地域社会の状況にかかわらず、弛緩していく傾向にあり、たえずこれを強化するように努める必要がある。
(2) 水防工法は旧来の方法を人海戦術で行わざるをえず、その実施にはヒトとモノが必要であるが、地域社会の変貌に伴って従来水防団員の大部分を占めた消防団員が滅少しているところから、水防工法を実施する要員を確保することが最大の裸題である。
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