抄録
筆者は先に第1回~第10回にわたって、電力土木の変遷と、電力土木に活躍した人々を中心に、各河川の水力開発の変遷について、北陸、東北、中部、関西、九州、関東、中国、四国、北海道及び世界大戦前の外地、朝鮮、満州国、台湾並びに世界大戦後の東南アジア、韓国、台湾、中国、ペルー、タイ、トルコ等の海外電力に活躍した人々について述べたが、今回はその11として、火力、原子力、送変電土木に活躍した人々を中心に、それぞれの河川の水力開発の変遷、さらに電力開発の変遷について述べ、わが国の電力土木の開発に一生をささげた人々の生きざまをまとめて、完結したいと考えている。