土木史研究
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薩摩藩城下に架けた高麗橋の構造
鹿児島市甲突川に架かる4連石造アーチ橋・高麗橋の解体調査結果
阿久根 芳徳吉原 進末永 幸一
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1996 年 16 巻 p. 227-235

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抄録
鹿児島市の中心部を流れる甲突川には4~5連の石造アーチ橋が5橋、群をなして架かり、「甲突川五石橋」として愛称されてきたが、平成5年8月豪雨による洪水で「新上橋」と「武之橋」の2橋が流失し、残る「玉江橋」「西田橋」「高麗橋」は甲突川の河川激甚災害対策特別緊急事業で移設保存することになった。
本報告は薩摩藩城下に架けられた、「甲突川五石橋」の中では2番目に大きい「高麗橋」の解体調査を通じて解明された石橋の構造や技法、ならびに橋改変の歴史をまとめたものである。
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