土木史研究
Online ISSN : 1884-8141
Print ISSN : 0916-7293
ISSN-L : 0916-7293
古レールを使用した忍川橋梁群に関する考察
渡辺 明子伊藤 學窪田 陽一
著者情報
キーワード: 古レール, 忍川橋梁群
ジャーナル フリー

1996 年 16 巻 p. 303-310

詳細
抄録
埼玉県行田市内を流れる忍川に古レールを使用した上路アーチ橋を15橋ほど発見し、いずれも昭和8年と30年に設計・施工されたものであることが判明した。3径間 (橋長15~16m) が5橋、1径間 (橋長約10m) が10橋で、いずれも幅員2~3mという小規模なものだが、このような鉄道界とは全く関係のない町中の道路橋に、主要部材として古レールが使用されている例は他にはあまりないであろうと考え、今回の研究に至った。本研究はこれら忍川橋梁群の調査を行い、その特徴、時代背景との関係について考察したものである。
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top