土木史研究
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旧藤倉水源地水道施設について
豊島 幸英
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1996 年 16 巻 p. 435-442

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抄録

明治維薪後、秋田市における水の生命線旭川は、河川保護がおろそかになった影響で水質が悪化し、水量も減少するなど市民が生活用水に窮するようになった。このため、日本における近代上水道のさきがけの一つとなった藤倉水源地水道施設が建設されることになったのである。
本論文では、わが国で最初に建造物の重要文化財「近代化遺産」となった藤倉水源地水道施設の概要について述べるとともに、建設に至った経過を明らかにして、先人の偉大な業績について考察を述べたものである。

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