土木史研究
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仙台大年寺山地域の現況調査について
松山 正將花渕 健一菊地 清文佐伯 吉勝高橋 則雄
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1997 年 17 巻 p. 351-355

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抄録

仙台審の「大年寺出」は、仙台藩の四代静主伊達綱村が1695 (元禄8) 年に建立に着手した「両足出大年寺」に由来する。この時代の大年寺は、日本の黄檗宗三大叢林の一つと称される程の大伽藍であったと言われる。それ以前ほの地域は「茂ケ崎」と呼ばれていたようで、北朝方の粟野氏が城を築き本拠地としていたと言われる.現在毅大年寺由は風致地区に指定され市民の憩いの場となっているが、このように重要な歴史的空間であったことは意外と知られていない。本報告では、大年寺関連文献を参考に実地を観灘し、大年寺関係構築物の位置関係を現況地形園上に複合させ、この地域の諸計画に資する情報づくりについて述べる。

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