土木史研究
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近世近代の九頭竜川の治水
安達 實五宝 外美雄蔵谷 来三郎北浦 勝
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キーワード: 藩政期, 九頭竜川, 治水
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2000 年 20 巻 p. 313-318

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抄録
一級河川九頭竜川は、福井・岐阜県境越美山地に源を発し、福井市内を経て三国町で日本海に注ぐ福井県内最大の河川である。
福井平野の扇状地を形成する九頭竜川には藩政期より霞堤などの堤防が造られてきたが、同川は構造的に脆弱であり、幾度となく氾濫を繰り返し、田畑や人家に大きな損害を与え、多くの人命をも奪ってきた。明治期の改修工事で築堤など抜本的な治水工事が始まり、現在福井平野の安全が守り続けられている。
本論文は藩政期から明治期の九頭竜川の治水工事について述べるものである。
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