抄録
本研究は、Hub-Spokes/Point-to-Point輸送、物流やマストラ等の多段階にわたる集約輸送/直行輸送などといった多様な輸送方式を、一括して「階層的輸送モデル」として定式化し、DPで解くことによって需要密度や距離特性、規模の経済性なsどを含めたコスト特性などのファンダメンタルズと合理的選択の結果として採用される輸送パターンの関係を明示的にとらえようとするものである。本モデルは、現段階ではシンプルではあるが、輸送体系の広域でのマクロな特性分析や評価などに応用できるものと考える。