1997 年 14 巻 p. 943-952
近年、通勤時の交通需要管理施策 (TDM) だけでなく観光期のTDMが注目されてきている。金沢市ではGWにP&BRシステムを実施しており、施策実施前に比べ所要時間が減少するなどの効果が現れている。本研究ではこのP&BRシステムをさらに多くの観光客に利用してもらうために情報提供に着目し、特に情報の提供手段、情報の内容、情報提供のターゲットについて分析するとともに、どのようにP&BRシステムに誘導するのがよいか検討している。
分析手法は、アンケート調査結果をもとに、クロス集計、P&BRシステム利用意向を外的基準とした数量化理論II類などを用いている。